パーソナルジムの広告でよく目にする「2か月で体重−10kg」「劇的なビフォーアフター」。もちろんそうした変化が全て無意味とは言いません。でも、その後どうなったか、まで追えているでしょうか。すのこまいが「一時的な変化」よりも「土台づくり」にこだわる理由を、正直にお伝えします。
短期間の変化が「続かない」理由
急激な体重減少の多くは、筋肉量の低下と水分の変化によって起きます。脂肪だけを落とすためには、適切な栄養摂取とトレーニングの組み合わせが必要であり、短期間では筋肉を維持しながら脂肪だけを減らすことには限界があります。
また、厳しい食事制限によって体重を落とした場合、終了後に食事量が戻ると体重が元に戻りやすくなります(リバウンド)。これは意志力の問題ではなく、身体のホメオスタシス(恒常性維持)として生理的に起きる現象です。

「土台」とは何か
すのこまいが言う「土台」とは、主に3つの要素です。
- 正しい動作パターン——関節が本来の方向に動いているか、代償なく力を発揮できているか
- 筋力と柔軟性のバランス——特定の部位だけ強く・固くなっていないか
- 日常生活の習慣——睡眠・栄養・活動量が身体の変化を支えているか
この土台が整っていない状態でいくら負荷を上げても、怪我のリスクが高まるだけです。逆に、土台が整ってくると、日常の動作が楽になり、運動の効率も上がります。
「一生涯動ける身体」という目標
「10年後・20年後も仕事や趣味を楽しめる身体でいたい」——これはすのこまいのクライアントの多くが共通して持つ願いです。すのこまいはこの願いを、最初のカウンセリングで必ず確認します。
目標が「来月の同窓会に向けて5kg痩せたい」でも「マラソンを走れる身体を維持したい」でも、その先に「一生涯動き続ける」という大きな目標があることを前提にプログラムを設計します。短期の目標と長期の土台づくりを矛盾なく進めることが、S&Cの専門性を持つコーチの仕事です。
誠実に、地道に
すのこまいはビフォーアフター写真を使いません。称賛だけの口コミも、無料・割引キャンペーンも行いません。それは「一時的に見栄えがする結果」より「長期的に本当に役立つ身体づくり」を信じているからです。
「簀子舞(すのこまい)」という店名の由来は、舞台の陰で人知れず鍛錬を積んだ演者の姿です。派手さより誠実さを、華やかさより確かさを。そのスタンスは、トレーニングの考え方そのものでもあります。